79:1[saga]
2019/06/05(水) 14:41:28.22 ID:A6uH0Nqv0
「それじゃあキミはこのことを事前に知っていたのか。」
「はい…僕だけでなく香川県警の人間は全員…」
氷川の気まずそうな返答に一条はやりきれなさを感じずにはいられなかった。
今回の事件で市民に一人でも死者が出ればそれは間違いなく自分たち警察の責任だ。
恐らく香川県警は未確認生命体の恐ろしさをわかっていなかったのだろう。
未確認生命体との攻防において常に最前線に身を置く一条たち対策班でもなければ
精々暴徒程度の存在くらいにしか把握していなかったのかもしれない。
その杜撰な対応によってこのような結果が生じた。
もっと人員と装備があれば今回の事態にも対応は出来たはずだ。
氷川はこれを自らの責任と感じているが警察は組織で動いている。
今この場で氷川を批難することは出来ない。彼は上司の命令に沿った行動を行っただけ。
責めるべきは今回の杜撰な対応を取った香川県警の幹部。
だが責任問題など後回しだ。今はこの事態をどう対処すべきかそれが問題だ。
「それでどうする?海上保安庁の救援を求められないなら民間の船を使うか。」
「それも…無理です…この港には…大勢の人たちを乗せられる船はありません。」
「今から本土に救援を求めるにしても時間が足りない。どうすれば…」
民間人を批難させるにしても移送する手段がなければ話にならない。
もしも仮に船を用意できたとしても未確認生命体がいる。
あのリーダー格の怪人。仮にC1号と名付けるとしよう。
C1号を倒すにしても先ほどの戦闘でクウガたちはかなり押され気味だった。
それにあの戦闘で民間人の少年が人質に取られたと報告も聞く。
この島から負傷者を避難させ人質の少年を救い出し怪人たちを倒す。
すべてをこなすにしてもまずはやはり救援が来なければどうしようもなかった。
158Res/139.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20