130:1[saga]
2019/06/17(月) 20:21:58.67 ID:eMFfSVab0
「このままでは巧が…やられてしまう…やはり俺が…」
そんな巧の加勢に入るべく光太郎はなんとか立ち上がろとした。
だが足に力が入らない。これでは変身など出来やしない。
それでもやらなければ…となんとか拳を握り締めて生身のままでも立ち向かおうとした。
「やめろ…やめるんだ…」
だが光太郎よりも一歩先に五代が動いていた。
五代は防戦一方で圧倒的不利に追い込まれているウルフオルフェノクと
極めて優勢な金色の戦士の間に立ってその戦闘を阻んだ。
「こんなことしちゃダメだ。キミがやりたかったのはこれじゃないだろ。」
五代は目の前にいる金色の戦士に向かって説得を試みた。
いや、金色の戦士ではなくてあのあかつき号で出会った沢木哲也という青年に対してだ。
大切な人を失った彼がどうして異形の戦士と化したのかはわからない。
それでもまだ哲也の心が残っていれば説得の余地がある。
『オォォッ!』
そんな五代を煩わしく思ったのか金色の戦士が拳を振るった。
五代はなんとかその拳を受け止めようとするが…
拳を受け止めると同時に何かが伝わってきた。
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