131:1[saga]
2019/06/17(月) 20:23:16.32 ID:eMFfSVab0
「そうか…キミは…悲しいんだね…」
五代が哲也から感じたのは悲しみだった。
最愛の姉の死…突然の別れ…
もう自分には守るべき大切な人などいない。
その傷ついた心の隙をこの遺跡に封じられた神によって支配された。
「そうだ…キミから頼まれたモノがあるんだ。今ここで読み上げるよ。」
五代は懐からあるモノを取り出した。
それは先ほど東京の城南大学にいる桜子から送られてきたFAXの用紙だ。
数時間前、五代は哲也からあることを頼まれていた。
それは死んだ姉が唯一遺した古代文字が記された手紙。
その解読された文章を五代は読み上げてみせた。
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