117:1[saga]
2019/06/17(月) 20:01:12.23 ID:eMFfSVab0
そんな疑問を抱いているとC1号は洞窟の奥で膝をついた。
そこは先ほどまで弦太郎が眠っていた白骨死体の山になっている場所だ。
C1号は膝をつくとこの場に火を点けると明かりが灯されて辺りを見回した。
よく見ると白骨死体の山に何やら奇妙な異物が備わっていた。
「光太郎さん…あれは何ですか…?」
「俺にもわからない。だがあれは自然の産物というわけではなさそうだ。」
それは明らかに人の手が加えられたモノだが形状からしてかなりの年月が過ぎた代物だ。
これを言い表すとすれば遺跡だ。
太古の昔より創造された遺跡がこの洞窟で長いこと眠り続けていたのだろう。
どうやらC1号はこの遺跡を住処としていたようだ。
そしてC1号はこの遺跡を前にして何かを訴えるかのように叫んでみせた。
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