姉「彼氏を虜にする方法、知りたくない?」妹「なにそれ、知りたい!」
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27:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/28(金) 23:19:19.97 ID:T+gyQ9sf0
余談

「お姉ちゃん、ひとつだけ聞いてもいい?」
「なによ、改まって」

彼女としては、これだけは聞いておきたい。

「彼のどんなところが好きになったの?」
「んー胸をジロジロ見ないところかな?」
「見られるの、やっぱり嫌?」
「あまり不躾な視線は、ちょっとね」
「それだけ?」
「それだけで充分だったわ。だって、胸じゃなくて、私という存在を、認識してくれたから」

貧乳の私にはイマイチぴんとこないけれど。
それはきっと姉にとって嬉しかったのだろう。
そう考えると、たしかに腑に落ちる点も多い。
恐らく、そうした不躾な視線を避けるために、学校ではキッチリとした服装をしているのだ。

「もしかして、彼は胸に興味ないのかな?」
「胸も小さいのが好きみたいね」
「よっしゃあっ!!」

これで姉の巨乳に怯える心配はなくなった。
彼氏は貧乳好き。巨乳は興味ない。
たぶん、だからこそ、姉は気楽なのだ。
不躾な視線を送らない彼を、好きになった。
興味を持たれないからこそ、恋に落ちた。
彼の前でなら、姉は自然体でいられるわけだ。

「……なんか、恋って難しいね」
「彼氏持ちの癖に、何を偉そうに……あむっ!」
「ひゃあんっ!?」

しみじみと呟いたら、姉に耳たぶを噛まれた。


【姉の好みは天邪鬼】


FIN


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