6:名無しNIPPER[saga]
2018/12/28(金) 20:26:19.91 ID:JbQZeQhn0
「来年も俺達、コンビを組まされるのかな」
最後の一件を終え、僕はふとジイサンにこぼした。
僕は、周囲には「俺」で通していた。
その方が、何となくナメられないような気がした。
振り回されっぱなしなのは悔しくて、少しでも自分を取り巻く漠然とした何かに抵抗したかった。
「お前が辞めなきゃな」
ジイサンはそう言って笑い、デロリアンの時計が1月1日になった瞬間、フッと視界が真っ暗になった。
――気づくと僕は、見慣れないマンションの一室で目が覚めていた。
金が無いので銀行へ行くが、年始のこの時期は開いておらず、コンビニに行ってみる。
真新しいATMに悪戦苦闘しながら何とか操作を進めると、預金高は見たこともない額に達していた。
49Res/44.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20