14:名無しNIPPER[saga]
2018/12/28(金) 20:43:46.92 ID:JbQZeQhn0
クソみたいな部屋だった。
スナック菓子の袋や雑誌、ちり紙とカップ麺と、得体の知れないゴミで足の踏み場も無い。
加えて、住人であるその男の、きわめて雑な寝相が、ソイツの人間性を雄弁に物語っていた。
しかし、その男の顔を覗き込んだ時、僕は別の意味で、息を呑んだ。
「え、ジ――!?」
いや、まさか――同一人物としか思えない。
その男の下がった目尻、妙に尖った鼻、豪快そうな口――。
どれをとっても、ジイサンと瓜二つだったのだ。
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