ダイヤ「クリスマスのサンタさま」千歌「……え?」
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4: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2018/12/28(金) 05:34:23.72 ID:61VgGgXt0




──12月24日。

二人で過ごしている中、ダイヤさんは部屋を見回しながらそわそわとしていた。


千歌「どうしたの? ダイヤさん」

ダイヤ「……あ、いえ」


ダイヤさんの視線を追うと、部屋に施されたクリスマスの飾りを見てから、チカのベッドに視線を送って、そのあとチカの方に戻ってくる。

そんなことを繰り返していた。

少し張り切り過ぎたのかもしれない。

御堅いダイヤさんのことだ、少し浮かれすぎな私を見て引き気味なのかも……。


千歌「飾りつけ……変だったかな……?」

ダイヤ「あ、いえ……変というか」

千歌「というか……?」

ダイヤ「……大切なものが足りないといいますか……」

千歌「大切なもの……?」

ダイヤ「ほら……ベッドに」

千歌「ベッドに?」

ダイヤ「……」

千歌「……?」


ダイヤさんと一緒にベッドに視線を送る。

今日、ダイヤさんと一緒に寝る、ベッド。

──なんだか、意味もなく恥ずかしくなってくる。

いや、意味もなくってことはないか。

だって、まあ、その、えっと、

今日は恋人たちの夜だから。チカとダイヤさんはきっと、このあと、そう……まあ、そうなのだ。


ダイヤ「千歌さん? 顔が赤いですわよ……?」

千歌「ふへぇ!?/// 気のせいじゃないかなっ!?///」


むしろダイヤさんがクール過ぎるでしょ。


千歌「そ、そんなことより……!!/// 足りないって……何が?」

ダイヤ「ああいや……靴下がないと思いまして」

千歌「……靴下?」

ダイヤ「はい」

千歌「……?」


靴下……?

クリスマスの飾りの靴下がない……ってことだよね?

自分の部屋を見回すと、部屋の隅にある机の上のミニツリー、壁に掛けられたリースみたいな定番の飾りつけはふんだんに揃っているけど、確かに靴下は用意しなかった。

……というか、



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