21:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/24(月) 22:59:06.32 ID:dEp6YdU10
「わ、私が、嗅ぐんですか……?」
「どっちかが確認する必要があるだろう?」
あの染みは何なのかを、明らかにするのだ。
「でしたら、どうぞ、ご自由に……」
「嗅いでいいのか?」
「いいですけど、お願いがあります」
「なんだ?」
「……嫌いに、ならないでください」
切実なサンタ娘の願いを、確かに聞き届けた。
「わかった。絶対に、お前を嫌わない」
「ほ、ほんとですか?」
「この命に代えても、約束は守る」
「もうどっかに行ったりしませんか?」
「大丈夫だ。耐性がついたからな」
尻を叩いても正気が保てたから平気だろう。
「それなら、嗅いでください」
「では、遠慮なく」
鼻から大きく息を吸い込み、悟る。便だった。
「何も、臭わないな」
「えっ?」
「何も、臭わながっだ……!」
これが矜持。尊厳を守るべく、現実を変えた。
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