勇者「彼は正しく英雄だった」
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77:名無しNIPPER[saga]
2018/12/30(日) 00:52:44.57 ID:YK9aznjmO

将校「認められか、こんなこと」

受付嬢「此方としては最大限譲歩したつもりです。各地の請負人、各地の傭兵と敵対することなく生きて帰ることが出来る。それだけでは不満ですか?」

将校「こんな街一つを落とすのは容易いぞ」

受付嬢「そうでしょうね。そして、彼が国に従う理由も失われる。そうなれば彼は王を殺すでしょう」

受付嬢「彼は執拗に王の命のみを狙う。何年何十年経とうと必ずやり遂げる。犠牲も出るでしょう。例えば唯一の男児であり、武勇で名を馳せている王子ですとか」

将校「……」ギリッ

受付嬢「王は死ぬまで怯え続けることとなる。つまり貴方は、王の平穏を脅かすと言っているのですよ?」

将校「…………っ、いずれは例の傭兵も死ぬ。この街の平穏など長くは続かない」

受付嬢「しかし、それは今ではありません。さあ、お引き取りを」

将校「後悔することになるぞ」

受付嬢「お気を付けて。この街には多く傭兵が暮らしています。大半は気のよい良識ある方々ですが、中にはそうでない方もいますので」



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