勇者「彼は正しく英雄だった」
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430:名無しNIPPER[saga]
2019/02/17(日) 01:56:52.32 ID:KrEyVsYMO

踊り子「お待たせしました」

占い師「意外だな、私を遠ざけ、二人掛かりで挑むものと思っていたぞ」

踊り子「私はそうした方がよいと言ったのですが、聞く耳を持ちませんでした」

そう言って腰に手を回すと、踊り子は二本の短剣を取り出した。

短剣と呼ぶには大きく、やや湾曲した鉈のような形状をしている。

それを逆手に持ち、構えは取らず両腕をだらんと下げ、占い師を真っ直ぐに見据えた。

直立不動、一見隙だらけであるが、それでいて隙の見えない独特の雰囲気がある。

踊り子「準備は宜しいですか?」

占い師「傭兵が敵を気に掛けるか」

踊り子「傭兵と言えど不意討ちや騙し討ちばかりではありません。正々堂々と戦うこともあります」

占い師「これが果たして正々堂々と言えるのか疑問ではあるが、まだ人間のようで安心した。
   (魔力は上級寄りの中級と言ったところか、聞き間違いでなければ踊り子と呼ばれていたようだが)」

踊り子「時にその装束……それは、家族や伴侶以外に肌を見せない為の物では?」



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