勇者「彼は正しく英雄だった」
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311:名無しNIPPER[saga]
2019/01/27(日) 01:00:31.21 ID:8oN8VcFcO

第一話

円天井のだだっ広い空間、その中央には大きな卵型の物体が置かれている。

明滅するそれは床に根のようなものを張り、壁に幾つも埋め込まれた一回り小さな同型の物体と繋がっている。

その物体の前に女性が一人。女性としては長身で、線がはっきりと分かる服を着ている。

胸や尻が強調されてはいるものの性的ではなく、引き締まった肉体と四肢の美しさが際立つ。

中でも臀部から太股、膝、脹ら脛、足首までの脚線は比率が計算されているかのようである。

無言のまま物体を見つめる彼女の表情は冷淡で無感情だが、瞳の奥には決意めいた光がある。

「……」

一向に物体の前から動こうとしない彼女の背後に、音もなく近付く影があった。



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