勇者「彼は正しく英雄だった」
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304:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:48:25.09 ID:kY2YNde0O

>>>>何処か暗い場所で

錬金術師「お前には此処の守りを頼みたい」

錬金術師「お前の兄姉も一応戦力には入れてあるが、どれも危うい者達ばかりだからな」

▼傭兵は機械的に頷いた。

錬金術師「そうむくれるな。この戦が終われば、お前は自由になる。彼女と共に生きられる」

錬金術師「何も隠す必要はなくなる。父と娘として生きられる。保証しよう」

錬金術師「彼女は此処にはいないが、必ず会わせると約束しよう。見違えたように見えるはずだ」

錬金術師「それに、お前は若返った。娘と同じ時間を生きられるのは嬉しいだろう?」

錬金術師「……」

錬金術師「脅し? いいや? 彼女は自ら望んで私に付いてきた。お前の為、いや、お前の自由の為にな」

▼傭兵は何も話さない。

錬金術師「私の言葉が信じられないか?」



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