勇者「彼は正しく英雄だった」
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280:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:12:37.18 ID:kY2YNde0O

魔法使い「ねえ、戦士」

戦士「どうした?」

魔法使い「皆はさ、受付さんがいなくなったから混乱してるんでしょ?」

戦士「ああ、どうやら本当にそうみたいだ。この目で見るまでは信じたくなかったけどな」

魔法使い「……」

▼魔法使いは杖を握り締めて目を閉じた。

戦士「おい、大丈夫か?」

魔法使い「うん、大丈夫。このまま止まってても始まらないし、まずは混乱を鎮めよう。
     この街を守れるのは傭兵しかいないんだ。私達がしっかりしないとダメだよ」

▼魔法使いは自分に言い聞かせるように言った。
 瞳は潤んでおり、その声はか細く、震えている。

魔法使い「だから今は出来ることをしよう? 考えるのは後でも出来るしさ」

▼魔法使いは明るく笑った。
 細めた目尻からは涙が溢れ頬を伝った。



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