勇者「彼は正しく英雄だった」
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115:名無しNIPPER[sage]
2019/01/09(水) 22:10:46.13 ID:tGuYwrdyO

戦士「……」

考え無しに口にしただけの言葉なのだとしても、その言葉は妙に心地良く響いた。

眠気と疲労で気怠げな魔法使いの横顔を、戦士は珍しい物でも見るような顔で見つめている。

その表情は魔法使いという人物を図りかねているようにも見えた。

才能はあるが自信過剰、あまり素直な質ではないが顔に出やすく、外見とは異なり子供っぽい女。

それが戦士の抱いていた魔法使いの第一印象だったのだが、どうやら違うらしい。

そんな視線に気付く様子はなく、魔法使いは酷く眠たそうに大きな欠伸を重ねている。

魔法使い「あ、此処みたいだね。へ〜、割かし良いとこじゃん。良かったね」

戦士「ありがとな、魔法使い」

魔法使い「受付さんは監視付けるって言ってたし妙なことしないでよ?」



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