【艦これ】阿武隈「北上さんなんて、大っ嫌いなんだから!」
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◆axPwtNeSoU
[saga]
2018/12/19(水) 16:52:08.82 ID:ER7oh7KA0
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「……うぅ、せっかく気合い入れたのに、出番なかったよ……」
しょげかえる隼鷹の肩を笑いながら飛鷹が叩いている。
「ぷはぁ! 海の中からたっだいま――!!」
海中から伊58のピンクの髪が飛び出して来た。
「お帰り〜。ゴーヤっち、ケガはない? 破片とか降って来なかった?」
「大丈夫でち!」
「いやいや阿武隈、なかなかの名指揮官ぶりやったで、君ぃ!」
「あっ……ありがとうございます!」
戦闘終了後。
残敵の有無と戦果の確認を済ませ、帰路についた艦隊メンバーは和やかな雰囲気に包まれていた。
霧の発生で、乱戦に陥る事態も考えられたが、終わってみれば敵深海棲艦は全隻撃沈。こちらの損害は皆無。堂々たる完全勝利であった。
初の旗艦拝命での大戦果に、艦隊メンバーが口々に阿武隈をほめそやす。
「おめでとさんでち!」
「相手は霧を隠れ蓑にしようとしてたんでしょうけど、逆にそれを利用して前後から挟撃するとはねえ」
「あたしの活躍を見せられなかったのは残念だけど、こいつは、今後も使えるいい戦訓になったんじゃないかい?」
「せやなぁ、あくまでもこちらの航空戦力が圧倒的な場合に限られるけどな」
「あ、はい。今回は隼鷹さんの出番はなかったですけど、一定以上の損害を与えて対空戦力を奪った後は、高度700メートルくらいからの精密爆撃や急降下爆撃が有効だと思います」
阿武隈の表情には少し複雑な色がにじむ。
対空砲火の届かない高高度からの爆撃で損害を与えた後の精密波状爆撃。
それは「あちらの世界」で、他でもない阿武隈自身が沈められた戦法だった。
「自分を沈めた敵の戦法に学んだんか……見かけに似合わずええ根性しとるんやな、君」
龍驤が神妙な顔になる。
艦娘たちにとって、過去の世界での艦船時代の記憶は誇りの源であると同時にトラウマの源泉でもある。
鋼鉄の塊であった時代には純粋な兵器や道具として従容と受け入れられた最期の運命も、少女として艦娘として生まれ変わった現在では、それが夜な夜な自らを苦しめる記憶になっている艦娘たちは数多い。
いや、多かれ少なかれ、それは全ての艦娘が抱えている心の傷だ。
その傷を自ら抉るような作戦を採用し、成功させたことに龍驤は驚嘆を禁じ得なかった。
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