【艦これ】阿武隈「北上さんなんて、大っ嫌いなんだから!」
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137: ◆axPwtNeSoU[saga]
2018/12/20(木) 16:12:48.65 ID:dKCyvHSA0


「何これ、すご―い!」

「流星雨? そういえばニュースで……」

「綺麗……」


周りの艦娘たちも次々に空を見上げ、指差しては歓声をあげている。


雲が晴れ、広く開けた夏の夜空。


その夜空に、無数の流星が尾を引いて流れていた。


まるで星々を夜空に留めていた糸が次々と切られ、ぱらぱらと天からこぼれ落ちてくるような一大スペクタクル。


それは夢の景色のように、ただひたすらに、美しい眺めだった。




声もなく見とれる北上の隣に、阿武隈が近寄って来た。

目の前で両手を合わせ、空を見上げると、すうっと大きく息を吸い込む。


「絶対、絶対! 北上さんが予想もできないような! 凄い艦娘になれますようにっ!」


いつ聞いても甘ったるくて、甲高い……しかし、どこまでも遠くに響いていくような、大きくて、力強くて、迷いのない声だった。


ちらりと横目で北上を見て、ど―よ? と言わんばかりに、花が開くような満面の笑みを見せる。


それに応えて北上も、苦笑し、頭を振りながら、やれやれとばかりに立ち上がった。


阿武隈と同じく、両手を合わせ、空を見上げ。


やはり大きく、力強く、迷いのない声をあげる。



「改二になっても! 阿武隈の胸が! あたしより小さいままでありますよ―にっ!!」


「んなあああああっ!?」


満面の笑顔を凍りつかせ。阿武隈の絶叫が響き渡った。





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