【艦これ】阿武隈「北上さんなんて、大っ嫌いなんだから!」
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101: ◆axPwtNeSoU[saga]
2018/12/19(水) 23:45:20.04 ID:ER7oh7KA0


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「……そう。事情は把握したわ。……いつかこうなるんじゃないかとは思ってたけど……最悪の形にも程があるわね」


大井は深々と溜め息をついて立ち上がった。


「……とにかくこうなってしまった以上は、どうしようもないわ。……五十鈴。明後日、阿武隈さんの休みが終わってからの教導は、あなたが引き継いでちょうだい。それじゃあね」


そのまま立ち去ろうとする大井の手首を、五十鈴が掴んで引き止めた。


「……ちょっと待ちなさいよ。自分勝手な言いぐさにも程があるじゃない」

「……離しなさいな」


ひどく静かな声で大井が五十鈴に向かって告げる。


「いいえ、あんたがちゃんと説明するまで帰さないわよ。 ……あんた達、あたしの妹を何だと思ってんの?」


五十鈴も怯まず睨み返す。


「確かに自分のミスを棚に上げて暴言を吐いたのは阿武隈が馬鹿だったかも知れない。 ……けどね、北上の態度にだって、あたしは頭に来てんのよ。 だいいち、たった一度のミスで教導降りるだなんて、そっちの方がよっぽど無責任じゃない!」


ぎりっ、と大井の手首を掴む手に、五十鈴が力を込めた。


「……ことと次第によっちゃ、あんたを叩きのめして北上のとこに直談判に行ったっていいんだからね?」


五十鈴と大井の間に目に見えない火花が散る。

一瞬、大井の瞳に不穏な光が宿り――


「……あ、あのっ!」


張り詰めた空気を破ったのは、阿武隈の声だった。


「……あたしも、納得できないです! 今回の件、あたしが悪かったのはよくわかったけど! 謝る機会も挽回のチャンスも貰えないままこれでおしまいだなんて、あんまりです!!」


しばしの沈黙の後、大井は剣呑な気配をおさめて身体の力を抜いた。

五十鈴に掴まれていない方の手をあげ、溜め息をつく。


「……わかったわよ。話をしたからといって、何も変わらないとは思うけどね。……取りあえず五十鈴、その手を離して、お茶を淹れてもらえるかしら? ――多分、長い話になると思うから」




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