北条加蓮「藍子と」高森藍子「今日までのカフェで」
↓ 1- 覧 板 20
20:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:32:52.38 ID:cKoc2WBg0
藍子「……やっぱりわかりませんよ。加蓮ちゃんのこと」
加蓮「何が?」
藍子「なんでそんなに自然に、自分のことを悪く言えるんですか。冗談でも、本気でも。まるで何度も言い慣れてるみたいに」
21:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:33:22.72 ID:cKoc2WBg0
「……なぁ」
加蓮「ん?」
藍子「あ、店長さん……」
22:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:33:52.41 ID:cKoc2WBg0
「コラム、書いてるんだってな。カフェの」
藍子「へ? あ、はい……」コク
「そうか……」
23:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:34:22.63 ID:cKoc2WBg0
「……」
「……横槍ついで、というかな」
「聞いてほしい話があるんだ」
24:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:34:53.09 ID:cKoc2WBg0
□ ■ □ ■ □
「畳むんだよ。ここ」
25:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:35:23.15 ID:cKoc2WBg0
「……ここも、昔は賑わってたモンだ」
「今、嬢ちゃん達が座ってるところに、顔なじみがな」
「やれカミさんがどうだの、やれ競馬で大穴が当たっただの」
26:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:35:54.36 ID:cKoc2WBg0
「……そっちの嬢ちゃん」
加蓮「……ん、私?」
「頼んでもないのに、踏み込んでくるヤツってのはな」
27:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:36:22.94 ID:cKoc2WBg0
「そういうのは……ウザったいが……。いなくなって気づいても、いいことは何もないモンだ」
加蓮「……」チラ
藍子「それ、さっきの私たちの……?」
28:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:36:52.92 ID:cKoc2WBg0
加蓮「……いいんじゃないの。無理してカッコつけなくても」
藍子「加蓮ちゃんっ」
加蓮「下手に取り繕っていいことなんてなんにもないし。ってか、おじさんならそれくらい知ってるんじゃないの?」
29:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:37:22.98 ID:cKoc2WBg0
「……さっきの……バカどもが、ガキを連れてくるんだ。そいつらが……退屈そうにしてたからな」
「そっちの、窓の向こうに、庭があってな……」
藍子「見ても、いいですか?」
50Res/31.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20