北条加蓮「藍子と」高森藍子「今日までのカフェで」
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10:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:27:52.10 ID:cKoc2WBg0
加蓮「……な、何なの? ここもあの人も」
藍子「とりあえず……。来たんですから、いつも通りコラムを書かなきゃ」
加蓮「書くの!? ここ勧めるのはマズっ……(小声で)っていうか違うでしょっ」
11:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:28:22.44 ID:cKoc2WBg0
藍子「あと、なんだか――書いてあげたいんです」
加蓮「書いてあげたい?」
藍子「ここに入った時からずっと、なんだか寂しそうで……」
12:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:28:52.34 ID:cKoc2WBg0
□ ■ □ ■ □
――10分後――
13:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:29:22.40 ID:cKoc2WBg0
加蓮「廃墟かぁ。そういうのが好きな人にとっては、穴場スポット! とかに……。ならないよね、さすがに」
藍子「どうなんでしょう……。ホラースポット巡りが好きな方には、いい場所かも?」
加蓮「小梅ちゃんみたいな?」
14:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:29:53.22 ID:cKoc2WBg0
藍子「よかった。加蓮ちゃんがそういう言い方をするってことは、あの人は幽霊じゃなくて、ちゃんとした人だってことですよね」
加蓮「さー、どうだろうねー」
藍子「もしかして、私を勇気づけてくれるために……?」
15:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:30:22.45 ID:cKoc2WBg0
藍子「ねえ、加蓮ちゃん」
加蓮「うん」
藍子「加蓮ちゃんは……。自分が変わったって思うことは、ありますか?」
16:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:30:52.31 ID:cKoc2WBg0
藍子「……」
加蓮「……あの。そこで真顔になるのやめて? すっごい恥ずいんだけど」
藍子「あ、ごめんなさいっ。そういうことではなくて……」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:31:22.46 ID:cKoc2WBg0
藍子「……隠していること、っていうのも、ちょっと違うかもしれませんね」
藍子「隠していることではなくて、考えていること……? とか、かな? とにかく、加蓮ちゃんの顔を見たら分かることが多かったんです」
加蓮「あーそーいえばそーだったかもねー」
18:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:31:52.90 ID:cKoc2WBg0
加蓮「分かるじゃん。私のやってること。今の分かんなかったらどうしようって思ってたのに」
藍子「分からなかったら、どうするつもりだったんですか?」
加蓮「とりあえず……泣き真似?」
19:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:32:22.44 ID:cKoc2WBg0
加蓮「分かんない、か……」
藍子「加蓮ちゃんは、今、私の考えていることって分かりますか?」
加蓮「"こんなめんどくさい子なんかよりPさんに会いたいなぁ"」
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