北条加蓮「藍子と」高森藍子「今日までのカフェで」
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11:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 18:28:22.44 ID:cKoc2WBg0
藍子「あと、なんだか――書いてあげたいんです」
加蓮「書いてあげたい?」
藍子「ここに入った時からずっと、なんだか寂しそうで……」
加蓮「店長っぽいおじさん? ずっと言ってるよね。まぁ、なんとなく分からなくもないけどさ……。さっきはそんな感じだったし……」
藍子「ううん。おじさんだけじゃなくて、この場所が」
加蓮「場所?」
藍子「手入れのされなくなった店内とか、蜘蛛の巣が張ってる柱とか、使われてなさそうな食器とか……」
加蓮「……」キョロキョロ
藍子「それらが、寂しそうにしているから。私が書いてあげなきゃ」
加蓮「ふーん……。アンタってホント、すっごい変な子よね」
藍子「うぅ、今だけはそう思われても文句は言えません」
加蓮「ったく。ヤバイと思ったら抱えてでも出るからね。ここ」
藍子「その時はお願いします。加蓮ちゃん」
加蓮「全くっ」
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