6: ◆FreegeF7ndth[saga]
2018/12/09(日) 13:02:45.60 ID:fZLSzMfRo
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そうやってシキちゃんをおしおきしてるアタシのほうは――というと、
おしおきをしてあげるの、まんざらイヤでもなかった。
あれー? 気持ち悪いと思ってたハズなんだけどねー。
でもね、おしおきしてるとね、シキちゃんを御しきれるのは、アタシだけなんだって気がするんだ。
アタシたちのプロデューサーを差し置いて。
それはとっても甘い気分だ。
だってね、フレちゃん、ナニやっても中途半端だったもん。
パリジェンヌにもなりきれず――だってフランス語はぜんぜん話せないもん。
ヤマトナデシコにもなりきれず――だってこの金髪碧眼の見た目だよ? 慎ましい性格でもないし。
友達に勧められてはじめたモデルも中途半端でやめちゃって、
デザイナーの学校もさほどうまくいってないし。
そんなアタシだけが、あの才気煥発のシキちゃんをおしおきしてあげられるんだ。
ぜんぜん強く叩いてないのに、手がじんじん痺れるの止まらない。
『……フレちゃん?』
シキちゃん、アタシの内心を感づいちゃったかな?
『ひぁっ……!』
アタシは、シキちゃんの叩いてたおしりの丸みを、さわさわと撫でた。
『痛かった……?』
『痛かった、よー……』
シキちゃんのおしりとか太腿が、ぴくぴく動いてた。
『もう、イタズラなコトは、シない?』
『……それは……』
ぱーん、ぱーん、ぱーん。
『あ、あぁうっ、あっあっ……』
『まだぺんぺんされないと、わからない?』
さわ、さわ、さわっ。
『あっ、ふ、フレ、ちゃん……っ!』
ぱーん、ぱーん、ぱーん。
『あ、あぁぅ……っ!』
さわ、さわ、さわっ。
………………
…………
……
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