レイジーレイジーの、クレイジーな絆
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4: ◆FreegeF7ndth[saga]
2018/12/09(日) 13:01:12.66 ID:fZLSzMfRo



シキちゃんをおしりペンペンした名目は、
確かシキちゃんがモモカちゃんへセクハラしたコトだった。

モモカちゃん(正確には、モモカちゃん、ユカちゃん、キョーコちゃん)と、
アタシとシキちゃんが、ラ・ロズレというユニットを組むために顔を合わせた。

その時シキちゃんは、アタシに対して行ったように、モモカちゃんのうなじをムリヤリかぎにいった。

イケないでしょ。
いくら18歳のJKだからって、12歳JSの匂いをムリヤリかぐなんて、トラウマものだよ?

アタシはシキちゃんをモモカちゃんから引っ剥がして、
モモカちゃん、ユカちゃん、キョーコちゃんの面前でシキちゃんを四つん這いにさせて、
おしりをぺんぺんした――シテあげた。

『もう、しょうがない子だねシキちゃんは! 年下の子に、セクハラするなんて!』

ぱーん、ぱーんと、なるべくいい音をさせるように叩く。

『あ――はぁっ♪ ご、ごめんなさーい……あっ♪』

やっぱり、シキちゃんは嬉しそうだった。
正直ちょっと気持ち悪いな、と思った。



しかし、アタシはシキちゃんの相方。
シキちゃんの性癖を見てみぬフリするには、距離が近すぎる。

ということでアタシは、フランス娘のたしなみとして『O嬢の物語』とか読んで勉強した。

そうこうしているうちに、
またシキちゃんがモモカちゃんにセクハラを仕掛けようと――アタシのいる前で。
当然、アタシはシキちゃんを阻止した。

シキちゃんは、ふだんは到底見せないようなびくびくした目でアタシを見つめた。
アタシは、またシキちゃんを打擲した。
するとシキちゃんの目は、打擲の一発一発ごとに安堵に蕩けていった――ように、アタシには見えた。

やっぱりシキちゃん、マゾなのかな。



でも、既にそれなりの付き合いになっていたアタシの目から、
あらためてシキちゃんの言行を一つひとつ思い返してみると、シキちゃんマゾ説には疑問が残った。

試しにアタシは、シキちゃんがかつてカナデちゃんに心無い――というと言いすぎかも――言葉を投げたことを蒸し返して、
チクチクなじってあげたら、シキちゃんは割とホンキで嫌がっていた。

わーお。オトメゴコロ、フクザツ。
たんじゅんに痛めつけられたり、辱められたりされたいワケではないんだね。




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