ターニャ・フォン・デグレチャフ「座薬型、演算宝珠……?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 01:24:11.21 ID:qy0gTOWh0
「シューゲル主任技師」
「おお、少佐。もう立ち直ったのかね?」
「はい、優秀な副官のおかげです」
「えへへ」
副官に慰められて、ちょっぴり元気が出た。
「これで実験は終わったのですね?」
「ああ、協力に感謝する」
「では、我々はこれで失礼させて頂きます」
「おや? もう行くのかね?」
「ええ、副長が心配しているでしょうから」
結局最後まで出番がなかったヴァイス中尉を安心させるべく、さっさと帰ろうとしたのだが。
「しかし連れの副官が物足りなさそうではないか。もう少しゆっくりしていってはどうだ?」
「わ、私ですか?」
MADが副官に目を付けた。嫌な予感がする。
「ドクトル、私の副官は普通の魔導師です」
「存じておる。なればこそ、価値が生まれる」
「魔力量が多い被験者として、小官を選んだとお聞きしました。私の副官は該当しません」
「一般的な魔導師の反応も観測したいのだよ」
「私の副官に手を出すな」
きっぱりとした口調で、釘を刺したの、だが。
「わ、私は自らの意思で実験に志願します!」
何故か自ら志願する、セレブリャコーフ少尉。
「少尉、新型宝珠の起動実験は過酷を極める」
「はっ、少佐殿! 覚悟は出来ております!」
「勇気と無謀の違いを、貴官は戦場で学ばなかったのか? よく考えてから物を言いたまえ」
「少佐殿は以前、こう仰いました! 軍衣を纏った以上、帝国に無能な兵士はいらないと! 私も軍衣を纏った以上は、帝国の為にこの身を捧げる所存であります!!」
「だからそれが無謀だと言っているのだ!!」
せめて副官には自身を大切にして欲しかった。
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