【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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◆/rHuADhITI
[saga]
2018/12/05(水) 00:10:08.45 ID:eg1fP+qa0
夏葉「……そう。お試し期間、ね」
甜花「うん……」
夏葉「この事、他の誰かには話した?」
甜花「それは……ううん。プロデューサーさんと、だけ……」
甜花「演出家さんとかは……知ってると思う、けど……」
夏葉「それがいいわ。人の耳に入らない方が良い話よ。他の役者のかスタッフさんには、特にね」
甜花「……はい」
それは、よく分かっていた。
真剣にやってる人達からすれば、『お試し』という気分の人が混ざるのは嫌な事だ。
この事を聞かされた夏葉さんが、愉快な気持ちにならない事も分かってる。
甜花(……分かってる。そういうことは、甜花も分かってる……だけど……)
確かに『お試し期間』の話で、舞台に上がる事を決めた。
でもそれは、逃げ道が確保できたからという訳じゃない。
そんな無理を通してでも、プロデューサーさんが自分にやらせようとしてくれたからだ。
だから、今日を『お試し期間』にするつもりなんて無かった。
そのはずだったのに。
それを、言葉に出してしまった。
夏葉「甜花、アナタは何になりたいの?」
何気ない会話のように、夏葉さんはそう聞いてきた。
甜花「え……」
今日2度目の抽象的な質問で、考えたことのない質問。
しかし今度は、全く答えが見つからない。
考える糸口すら見えてこない。
夏葉「私は、トップアイドルになりたい」
だというのに、夏葉さんはハッキリと口にした。
夏葉「主役という大役を頂いた以上、余すことなく自分の糧にしたい」
夏葉「そう思って、この舞台に参加しているわ」
夏葉「他の人達だって変わらない。それぞれが、それぞれの強い目的を持って参加しているはずよ」
夏葉「だから……」
その淀みない物言いに、夏葉さんの言いたい事が分かってしまう。
これは通告だ。
夏葉「自分だけの目的が持てないのなら、やめておきなさい。アナタの為にもならないわ」
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