【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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106: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/08(土) 00:08:34.38 ID:IqdcIphC0

夏葉「……」

樹里「なぁ、もう止めにしないか?」

夏葉「そう……ね。諦めることにするわ、さすがに」

少なくない回数挑戦して、一度もクリアする事は出来なかった。

ゾンビの一挙一動にすら驚いて、まともに遊べてなかった最初の方と比べれば、上達はしている。

しかし、クリアには程遠い。

明確な収穫といえば、両替機が使えるようになったくらいだ。

後は、あの妙な動作がリロードだと分かった事も、ぎりぎり収穫と言えるかもしれない。

夏葉「付き合わせちゃって、悪かったわね」

樹里「別にいいよ。アタシも楽しかったし」

夏葉「そう言ってくれると、ありがたいわ」

手伝ってくれた事を含め、素直に礼を言う。

どうやらそれが、樹里には落ちこんでいる様に映ったらしい。

樹里「無理もねえよ。このゲームの最高難度、クリアできない事でちょっと有名だしさ」

樹里「夏葉だって、やったの初めてなんだろ?」

夏葉「家にあるエアガンくらいなら、撃った事はあるんだけど……」

樹里「たぶん関係ねーぞ、それ」

エアガンを撃つ時のコツは役に立ったので、全くの無関係ではないと思う。

それはともかく、難しいと有名なのは納得できた。

だからこそ、甜花が遊んでいる時の姿が、一層不可思議に感じられる。

夏葉「これがクリアできたら、ゲームが特技って言えるのかしら」

樹里「特技? いや、どうだろう。人に寄るんじゃないか」

夏葉「じゃあ、これを片方の銃だけでクリアできたら?」

樹里「そんな奴、居ると思えねーけど……」

樹里「そんな事まで出来たら、胸張って良いと思うぞ」



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