12:名無しNIPPER[sage]
2018/12/03(月) 23:05:31.05 ID:HY1MskrZ0
「そこんとこ、プロデューサーだって言うならキチンと把握していなくっちゃ。
いつかプロちゃんには言ったと思うけど、茜ちゃんが現場を盛り上げると、その愛くるしさがお茶の間の人に笑顔を生んで――」
「ゆくゆくは、世界を明るく照らす太陽に取って代わるアイドル……だっけな」
「そ……そんなこと茜ちゃん言ってたっけ?」
「いんや、これは俺の夢だ」
「にゃんとぉーっ!!?」
あっけらかんと言い放たれた茜が見事にズッコケる。
そのリアクションのキレはいつも通りで、
そろそろかなと考えた私は「そうだ!」とおもむろに手を打った。
「だけどさ、皆を盛り上げるってのは今すぐにも実現できそうじゃないか。予算と時間の都合で規模は縮小しなくちゃならんけども」
「……それってプロちゃん、もしかして」
「ああ! ライブの準備はいつ始めればいい? 中止のままじゃ勿体ないぞ」
途端、茜の顔に緊張走る。だが、私はさらに加えてもう一言。
「おまけに俺、さっき出たアイディアで使えそうなシロモノを丁度持って来ているんだよなぁ」
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