11:名無しNIPPER[sage]
2018/12/03(月) 23:04:19.58 ID:HY1MskrZ0
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とはいえ、夢というヤツは決まって最後に覚めて終わる。
アイディアをあらかた出し尽くすと、茜は落ち着くように息を吸い込んでから。
「でもこれだけ盛大なパーティだと、流石の茜ちゃんもすこーしばかり緊張かな?」
なんて、柄にもないことをポツリと呟く。
「緊張? ……まさか、お前からそんな言葉が飛び出してくるなんてな」
そうして私は、もっと神経の太い人間だと思っていたと。
「図太いって……」返答に詰まってしまう茜。
そんな彼女の反応が予想通りで、私はからかうようにこう続けた。
「違ったのか? いつでもどこでも騒がしいじゃないか」
「プロちゃん! 勘違いしちゃってるみたいだけど、茜ちゃんのは騒がしいじゃなくて賑やかなの!」
言って、彼女は「にーぎーやーかー!」と念を押すようにもう一回。
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