16:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:35:21.76 ID:27ag2P9ZO
【授業後】
善子「さて……さっさと帰ろ、今日は長めに配信するって告知しちゃったし」
17:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:36:06.68 ID:27ag2P9ZO
ルビィ「あの……今日ルビィ、掃除当番なんだけど……今日どうしても用事があって……」
善子「代われってこと?」
ルビィ「あ、あの……次当番の時はルビィが代わるから……」
18:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:36:32.29 ID:27ag2P9ZO
善子「(いつもの私なら断っていただろう、配信の約束を反故にする程、向うの用事はどうしても、という物でも無い)」
善子「(しかし、私の頭には朝の出来事が蘇っていた)」
19:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:37:38.53 ID:27ag2P9ZO
【体育倉庫】
善子「(引き受けた掃除当番は、グラウンドの倉庫の掃除だった)」
20:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:38:49.47 ID:27ag2P9ZO
善子「まあ、もう適当に終わらせてさっさと帰ろ…」
善子「ええと、次に砲丸投げの玉の数を…よいしょっと……」
21:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:39:33.25 ID:27ag2P9ZO
善子の手からこぼれ落ちた砲丸は、そのすぐ真下にある彼女の足の指へと直撃した
骨を砕くような鈍痛が、体の末端から脳を揺さぶる様に全身へと駆け巡る
22:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:40:14.18 ID:27ag2P9ZO
??「ふんふん〜……あ、やっぱ倉庫の鍵開いてる…そりゃ職員室に無い訳だよ……」
??「えっと……カラーコーンはあるかなっと…」
23:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:41:00.53 ID:27ag2P9ZO
善子「(それからの事は、あまり覚えていない)」
善子「(砂だらけの床で痛みにのたうちまわっている所を、見ず知らずの人に半ば背負われるようにして保健室まで運ばれた)」
善子「(足が割れるような痛みに歯を食いしばって耐えて続けていたので、私には顔も、背格好も確認する余裕がなかった)」
24:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:41:40.18 ID:27ag2P9ZO
善子「あ、えっと……どうして倉庫なんかに?」
曜「あー…ちょっと部活に使うためにカラーコーン借りようとしてさ、そしたら倒れてたからびっくりしたよ」
善子「あ、ありがとうございます」
25:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:42:17.52 ID:27ag2P9ZO
曜「あ、千歌ちゃん…こめん、ちょっと人助けしてね」
千歌「人助け?」
曜「倉庫に行ったらこの子が倒れててさ、だから保健室まで付き添ったんだよ」
26:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:42:57.51 ID:27ag2P9ZO
【帰り道】
善子「(何故か3人で帰ることになった……)」
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