23:名無しNIPPER
2018/12/03(月) 21:41:00.53 ID:27ag2P9ZO
善子「(それからの事は、あまり覚えていない)」
善子「(砂だらけの床で痛みにのたうちまわっている所を、見ず知らずの人に半ば背負われるようにして保健室まで運ばれた)」
善子「(足が割れるような痛みに歯を食いしばって耐えて続けていたので、私には顔も、背格好も確認する余裕がなかった)」
善子「いたた……」
??「大丈夫…?倉庫の中で転げ回ってたけど…」
善子「え、ええ……砲丸投げの玉が足に落ちて」
??「ええ…!?それは大変!骨折してないといいけど…」
善子「ええと……ごめんなさい、あなたは…」
曜「あ、ごめん……私は二年の渡辺曜だよ」
善子「渡辺、先輩……ありがとうございます」
曜「あはは…苗字で呼ばれ慣れてないから、曜の方で呼んでくれると嬉しいな」
善子「えーと……“はい”……じ、じゃあ……曜先輩」
曜「うん、ありがと!」
曜「あ、そうだ…君の名前は?聞いてなかったな」
善子「えっと…津島善子です」
曜「津島善子…じゃあ善子ちゃんだ、えへへ」
善子「え、ええ……」
善子「(この人…距離を詰めるのが異様に早い…)」
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