【ミリマス】チハヤ「さあ、みんな。お茶会にしましょうか」【EScape】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/12/04(火) 21:34:08.44 ID:c8byziSW0
チハヤ「ねぇ、マザー。今の世界の在り方は、どうかしら。
心を持ったアンドロイドと人間が共存している社会……。
あなたが思っていたよりも、素敵なものになっているといいのだけれど」
マザー『素敵なものだと? 本気でそう思っているのか?
まったくの別物に代わってしまった社会を統治することがどれほど困難か、想像のつかないお前ではないだろう』
チハヤ「……そうね。とても大変だったと思うわ。
でも、だから……ありがとう、マザー。新しい世界を、壊さないでくれて。
私も手伝えれば良かったのだけれど……」
そう言って視線を落としたチハヤを見て、セリカは俯きました。
チハヤはきっと、アンドロイドが心を持った社会が実現したあとは、マザーと協力することを望んでいたのだと思います。
マザーの言う通り、急激な変化の起きた社会をおさめるのは簡単なことではないでしょうから。
けれどそれが実現することはなかった。
「私も手伝えれば良かった」というのはもちろん、病のせいで叶わなかったことを言っていたのだと思います。
けれどセリカと、またマザーにとっては、意味が違っていたようでした。
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