【ミリマス】チハヤ「さあ、みんな。お茶会にしましょうか」【EScape】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/12/03(月) 22:25:24.34 ID:9NlEZLcr0
チハヤ「何か悩み事でもあるの? あなたたちに話はしていない?
それとも、この間のことが、やっぱりまだ治ってなくて……」
心配そうに言うチハヤの表情は、やっぱり私の知っているチハヤそのものでした。
私が大好きだったチハヤの、できれば見たくないと思っていた表情。
以下略
AAS
41
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/03(月) 22:26:53.97 ID:9NlEZLcr0
ツムギ「遅くなりました。すぐにお茶をいれます」
そんなツムギに、チハヤはどう声をかけるか迷っているようでした。
悩み事があるのか、それともまだ故障が治っていないのか。
ツムギから話してくれるのを待つか、こちらから話を切り出すか。
以下略
AAS
42
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/03(月) 22:29:19.59 ID:9NlEZLcr0
もしかして。
そう思って私はツムギに目を向けました。
しかしツムギは、私たち以上に目を丸くして、ワカメが膨らむ様子を見ていました。
どうやらわざとではなく本当に、「あの時」と同じ間違いをしてしまったようでした。
以下略
AAS
43
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/03(月) 22:33:04.41 ID:9NlEZLcr0
ツムギ「私は、以前にも同じ失敗をしました。
チハヤ、あなたの目の前で、まったく同じ失敗をしました」
シホ「ツムギ……?」
以下略
AAS
44
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/03(月) 22:34:51.91 ID:9NlEZLcr0
ツムギ「ミズキ、でも、でも……! うぅ……うあぁああ……!」
とうとうツムギは両手で顔を押さえ、泣き出してしまいました。
もう、限界だったのです。
ツムギの心は、私が考えていた以上にすり減ってしまっていました。
以下略
AAS
45
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/03(月) 22:37:38.65 ID:9NlEZLcr0
《〇月×日 チハヤ》
チハヤ「っ……」
ミズキは、泣き続けるツムギを連れて部屋を出て行った。
以下略
AAS
46
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/03(月) 22:39:38.21 ID:9NlEZLcr0
その声に視線を向けると、伏し目のシホの横顔が目に映った。
チハヤ「どういう意味……? シホ、あなたは何か知っているの?」
シホ「……」
以下略
AAS
47
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/03(月) 22:43:15.09 ID:9NlEZLcr0
それからシホはゆっくりと話し始めた。
シホ、ツムギ、ミズキは、再製造されたアンドロイドだったこと。
元々の製造理由。
キサラギチハヤという人間の存在。
以下略
AAS
48
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/03(月) 22:47:01.30 ID:9NlEZLcr0
チハヤ「……私のために、黙っていてくれたのね。でも……話してくれてありがとう、シホ」
シホ「お礼なんていらないわ。あなたにこのことを話したのは、あの子たちのためよ」
そこでシホはふいと視線を逸らす。
以下略
AAS
49
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/12/03(月) 22:49:11.91 ID:9NlEZLcr0
……やっぱり、シホはとても優しい子。
あの子はきっと私の思いに気付いていた。
私のせいでツムギが苦しんでいるんだって、自分を責める気持ちに。
だから、あんな風に厳しい言葉をかけてくれた。
どうすればいいかまで、教えてくれた。
以下略
AAS
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