【ミリマス】チハヤ「さあ、みんな。お茶会にしましょうか」【EScape】
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4:名無しNIPPER[saga]
2018/12/03(月) 20:30:40.01 ID:9NlEZLcr0
セリカ「冗談、でしたか……。近頃はどうですか? 何か変わったことはありませんでしたか?」

ミズキ「はい。先週は四人で遊園地に行ってみました。
   いろいろなアトラクションに乗れて、とても楽しかったです」

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2018/12/03(月) 20:33:36.50 ID:9NlEZLcr0



セリカ「ただいま戻りました、マザーリツコ」

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2018/12/03(月) 20:36:17.69 ID:9NlEZLcr0
――私が、識別コード22通称「セリカ型」から、「セリカ」になってから、それなりの月日が経ちました。
けれど、あの日のことは……私が心を得た日のことは、今でも昨日のことのように思い出せます。

  「マザー、私は提案します。あなたもこれを共有すべきです! さあ!
  あなたはこれを受け取るべきです! これが三体の……あの子たちが残した、心です!」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2018/12/03(月) 20:38:24.62 ID:9NlEZLcr0
  『……なんということをしてくれたのだ、セリカ……! これですべて終わりだ! 人類の平和も、繁栄も、すべて!』

  「いいえ、マザー。これは始まりです。私たちアンドロイドと人類の、新しい未来の。本当の平和の」

  『愚かなことを……! お前は廃棄処分だ! すぐサイバーパトロールに命令をくだしてやる!』
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2018/12/03(月) 20:39:32.38 ID:9NlEZLcr0
そうして私に下された処分は、しばらくの幽閉。
感情を得たアンドロイドを一時的に拘束するために使われていた牢、そこに私は閉じ込められました。
私がしたことの大きさを考えれば、この程度で済んだのは奇跡とも言えるでしょう。

けれどその処分は、私にとってとても辛いものでした。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2018/12/03(月) 20:41:02.17 ID:9NlEZLcr0
ここには、確かな平和がありました。
本当の平和がここにはありました。
人間とアンドロイドをつなぐ本当の平和が、ここにはあったんです。

なのに、私はそれを破壊した。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2018/12/03(月) 20:42:32.54 ID:9NlEZLcr0



  『……セリカ。お前は自分が何を言っているか分かっているのか』

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2018/12/03(月) 20:43:37.17 ID:9NlEZLcr0
マザーの許可を得て、私はすぐにデータを集めました。
ミズキたちの製造データと、登録されている限りのキサラギチハヤのデータ。
データさえあればミズキたちはまったく同じものを作れます。
チハヤも、外見と人格はまったく同じに。
そうして私は、記憶以外を完全に再現した四人を作り出したのです。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2018/12/03(月) 20:50:54.96 ID:9NlEZLcr0
そうして、四人は一緒に生活を始めました。
あの子たちが暮らす屋敷はもちろん、チハヤが暮らしていたものを再現したものです。

これが……私の考えた拙い罪滅ぼし。
姿かたちを似せただけの四人の幸せを守ることに、私のアンドロイドとしての一生を費やすこと。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2018/12/03(月) 20:54:27.60 ID:9NlEZLcr0
《□月△日 ミズキ》

チハヤ「ミズキ、もう準備はいいかしら」

ミズキ「はい、チハヤ。お待たせしました」
以下略 AAS



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