48: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 01:09:38.26 ID:V6ahP/vyO
巫女「生きていれば、また話せる」
猿王「……優しいんだな、神様なのに」
巫女「今は違う。神様はもう辞めた。ずっとずっと前に……」
猿王「そっか、そうだったな……しかし、創造された神か。小さいのに大変だな、巫女」
巫女「貴方も小さいのに頑張り屋さんだと思う」
猿王「小さくない。吾輩の一族はこれが普通なのだ」
巫女「一族? 他にもいるの?」
猿王「種族と言っても吾輩が猿王となってから生み出した者達。ゔぁならと呼ばれる猿族だ」
巫女「彼等は何処に?」
猿王「眠ったままだ。起こすつもりもない。この世界で目覚めさせるのは酷だからな……」
巫女「……そう」
猿王「では、吾輩は行く。吾輩には吾輩の、お前にはお前の目的がある。互いにこれ以上の干渉は止そう」
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