ハルヒ「意気地なし!」キョン「俺はやる気がないだけだ」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2018/11/20(火) 22:26:59.18 ID:ZMsgH7zP0
キョン「さて、どうしたものか」

場面は変わって、翌日の放課後。
俺は部室の前で悩んでいた。
一晩頭を冷やして冷静になると、昨日の一件はそこまで怒るようなことではないと思えた。
教室内では結局、今日一言も言葉を交わしていないハルヒと仲直りするべく、本日の部活動を利用することは我ながら名案のように感じる。

いつも通り顔を出せば、それで解決する筈だ。

キョン「まあ……なんだかんだ言っても、あいつとはそれなりに長い付き合いだからな」

まるで自分自身に言い聞かせるように。
そんな風に独りごちて、自嘲してしまう。
何をウジウジしてるんだか。しっかりしろ。
このままじゃ本当に意気地なしになっちまう。

キョン「よし、行くか」

意を決して、部室のドアを開く。
務めて冷静なつもりだったがやはり俺はどうかしていた。よりによってノックを忘れるとは。

ハルヒ「キョン、あんた……」

キョン「ハルヒ?」

お互い、キョトンと、見つめ合う。
室内にはハルヒだけ。長門すら居ない。
そして独りきりのハルヒは、下着姿だった。
手には何故かメイド服を持っており。
どうやらそれを着るつもりらしい。
どうして今日に限って着ようと思ったのか。
その理由は定かではないが、それよりも。

キョン「……黄色、か」

ハルヒの下着のカラーは、イエロー。
上下共に、頭のリボンとお揃いの黄色だった。
ヒマワリのような明るい色が、似合っていた。
剥き出しの手足は驚きの白さで、きめ細やか。
触れたらきっと滑らかな手触りなのだろう。
しかし、華奢な鎖骨付近は、酷く脆そうだ。
迂闊にきつく抱きしめれば、折れそうだった。


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