まゆり「あなたは誰ですか?」岡部「……ッ」
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121: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/21(水) 03:57:30.28 ID:6XOGb91so

紅莉栖「実を言うとね、ちょうど私たちもその話をしていたのよ」

岡部「おい、クリスティーナ……」

紅莉栖「もしかしたら、今のアマデウスの記憶をあなたの脳に書き戻したら、悪夢も見ない、正常な状態のまゆりに戻るんじゃないか、って」

まゆり(仮)「えっ……。そ、そうなんですか!? 凶真さん!」

岡部「……ああ、そうだ」


 嘘はつけない。ついたところで、いずれバレてしまうしな。何より、まゆコに嘘を吐くことは、俺の心が許さなかった。
 書き戻せば、正常に戻るかもしれない。その可能性はある。だが――――


紅莉栖「但し、書き戻した時、あなたの意識と人格については、おそらく――――」

紅莉栖「消滅する」

まゆり(仮)「っ……!」


 だが、それは同時に、このつらい宣告をしなければならないことも意味していた。



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