冷泉麻子「そど子卒業に際して」
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24: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:14:29.58 ID:Nn2yIfhz0

「甘味が……甘味が足りない……」

 生徒会の仕事を手伝い早一時間。

 作業をしながらでも考え事はできるだろうと思っていたのだが、如何せん、脳みそに糖分のない状態では思考も鈍る。

 ケーキを食べに行きたいが、誘う相手はまだ生徒会の仕事の真っ最中だ。
「麻子、休憩してて良いよー」という言葉に甘えて暇をもらっている現状、これ以上、彼女に迷惑をかけるわけにもいかないだろう。

「ちょっと行ってくる……」

 そう言葉を残し、生徒会室を後にする。


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