冷泉麻子「そど子卒業に際して」
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23: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:07:54.01 ID:Nn2yIfhz0

「しかし、問題は、何を用意するかということだな」

「冷泉殿、なにか言いました?」

「いや、なんでもない」

 忙しなく生徒会室を歩き回る秋山さんに、ふいに声をかけられた。
 これだけの作業を抱えていて他人に気を回せる余裕があるのは、彼女のすごいところだ。

 ――私もそろそろ手伝うか。

 考え事は小休止。
 秋山さんへ「何をすれば良い」と言葉を投げかけ、私は身を起こした。


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