17: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:50:16.46 ID:Nn2yIfhz0
「……そど子に説教されたら遅刻しなくなるものなのか」
失言だったらしく、私の言葉にそど子は「はあっ!?」と、より一層、語気を強めた。
「私が何のためにここまでやってると思ってるのっ!?」
何のために……。
「それは自分で言っただろう。遅刻した生徒を取り締まるためなんじゃないのか」
そこでそど子は、一瞬、口を噤んだ。
しかしすぐに勢いを取り戻し叫ぶ。
「もう、いいから、校舎に入りなさいっ!」
……意味がわからない。
が、まぁそど子の気が短いのは今に始まったことじゃないか。
私は「はいはい」と大人しく従い、そど子の隣を横切る。
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