冷泉麻子「そど子卒業に際して」
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18: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:52:12.08 ID:Nn2yIfhz0
 そど子は私が通り過ぎると校門の扉を閉めた。
 その様子は、まるで私を待っていたかのようだった。

 ふらふらとした体を泥のように引きずり校舎の中へ。
 ホームルームの終了した教室へと入り、机へ倒れ込む。

 そしてやがてチャイムが鳴り、授業が始まった。

 寝ぼけていた私の脳みそもようやく覚醒し出して、そこでようやく、「あぁ」と勘付いた。
 そど子の言葉を整理してみればすぐにわかることだった。

『毎日遅刻する生徒なんて貴女くらい』

『遅刻した生徒を取り締まるために立ってる』

 そして、『何のためにここまでやってると思ってる』とまで言うのならば、答えは明白だ。

「なるほど、私か」

 まるで、ではない。
 そど子は、毎日、校門で私を待っていたのだ。


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