彼女は窓フェチの変態だった
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97: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/16(金) 22:48:41.74 ID:6W5BK61q0

 どうせ観るなら、音響にも少しは拘りたい。
 ちなみにこのマンション、見た目はボロいが何故か防音だけはわりとしっかりしている。
 流石に夜なのでウーハーまでは使えないが、大音量を出さない限りはスピーカーをつけるくらいでは問題にならないのだ。

「地の果てに堕ちた悪魔をもてなすなんて、君はなかなか不思議な人だね」
「君はなんというか、嫌な感じしないから」

 日付が変わる頃まで、彼はずっとアニメを観ていた。
 俺も観ていたのだが、終盤に差し掛かると流石に眠くなってきた。

 うとうとしながら毛布を出す。

「君のも必要?」
「いいや、もう過激派の天使は中立派の天使に捕縛されたようだ。精神世界に帰るよ」


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