98: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/16(金) 22:49:08.75 ID:6W5BK61q0
誰かと一緒にこの部屋で過ごすなんて、随分久しぶりに感じられた。
楽しかったな。
「また来てくれよな。俺の漫画だったらいくら読んでくれてもいいし、アニメも好きに再生してくれていいから。ゲームはセーブデータの都合があるから遊ぶ前に声かけてほしいけど」
俺は毛布にくるまり、眠りの世界に引きずり込まれていく感覚に身を任せた。
「やあ、さっきぶり」
「もう大丈夫なのか?」
「一応はね。ご心配ありがとう」
壁に並ぶ窓に視線を移す。
1つだけ、黒いオーラを放つ窓があった。
「あれは……」
「禍々しいだろう? ……強い憎悪の持ち主があそこにいるんだよ」
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