彼女は窓フェチの変態だった
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79: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/16(金) 00:08:37.86 ID:6W5BK61q0

 殴って、防いで、切られて、でも不思議と痛みはあまり感じなくて再び殴って、蹴って。
 しばらく揉み合った後、刃物を握っている遠峯の右の手首を掴んで壁に押し付けることに、俺は成功した。

『警察呼んでくるね!』

 自力でどうにか拘束を解いた彼女は、鞄から携帯を取り出して路地裏から出ようとした。
 しかし、遠峯は俺の手を振りほどき、彼女を追いかけながら包丁を振り上げた。

 俺は後ろから遠峯に抱き着いて転ばせた。
 そして奴の右手を何度も殴り、包丁を奪った。

 包丁を奪ったことで少し油断した俺は、腰を浮かせてしまった。
 その瞬間遠峯は激しく暴れ、回転して俺の体から逃れると彼女を追いかけた。

『ちくしょう!!』

 俺も起き上がって後を追う。


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