彼女は窓フェチの変態だった
1- 20
51: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/14(水) 19:30:14.05 ID:oG3MxUaR0

 白い床の上に、彼女が立っていた。正確には、彼女の姿をした、何かが。

「やあ、まさか君だったとはね」
「気づいていた癖に。今はそんな姿をしているの? 前よりは趣味が良いわね」

 彼女の姿をした何かは、確かに彼女と同じ顔をしているのに、まるで表情の作り方が違う。

「こんにちは、森岡さん。私は歓楽を食らう悪魔。今日は挨拶に来たのよ」

 カツコツと音を立てて、悪魔はこっちに歩み寄ってくる。
 モデルのような歩き方も、彼女とは全く違っていた。

「こちらも生きるためにやっていることなの。ごめんなさいね」

 クォ・ヴァディスとよく似た笑い方。でも、まるで人間を見下しているような、嫌な感じがした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
174Res/112.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice