彼女は窓フェチの変態だった
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49: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/14(水) 19:29:10.68 ID:oG3MxUaR0

「はっ」

 青い空、白い壁、白い床。勝手に動いている天井。
 いつものスタート地点だ。

「いやあ、危ないところだったね」
「どうして助けてくれたんだ」

 俺はクォ・ヴァディスの腕を見た。怪我はしていなかった。

「彼は心象世界の免疫じゃない。君と同じ、現実世界の人間の精神だ」
「え……」

 俺以外にも、この世界に来ている人間がいるだと?
 なんだか、彼女を穢されている気分になった。不快だ。

「君との契約時点では、他の人間が介入するなんて予想外だったからね。だから助けたんだよ」


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