彼女は窓フェチの変態だった
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43: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/14(水) 19:20:20.10 ID:oG3MxUaR0

 悪夢なら早く覚めてくれとも思うが、俺は探さなければならないものがある。

 走る。走る。走る。
 泥濘に足を取られそうになっても、必死に走る。

 逃げている内に、いつの間にか俺の実家付近に出ていた。

 玄関を開けて鍵を掛ける。

ドンドンドンドンドン

 しばらく経つと、玄関の前から男の気配が来た。
 俺はそろりとその場を離れ、靴を履いたまま階段へ向かう。

ガシャーン

 窓が割れる音がした。玄関近くの部屋の窓を、男が割って侵入してきている。
 俺は慌てて階段を駆け上った。男は大きく足音を立てながら追いかけてくる。


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