彼女は窓フェチの変態だった
1- 20
29: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:05:02.78 ID:c+BVrGz60

「何か問いたそうな顔だね」

 クォ・ヴァディスは今日も微笑んでいる。
 18歳くらいの姿だが、少しだけいつもと雰囲気が違っていた。体のラインが曲線的で、胸がある。

「……やっぱり、そっくりだな」
「言っただろう? 僕は、宿主の記憶にある誰かの姿を借りているって」

 だが、俺は『ヴァルク』の姿なんて覚えていなかったし、多分記憶がおかしくなる前から大して印象には残っていなかったはずだ。

「ふふ。『ヴァルク』はシリーズ中さまざまな年齢で登場する上に、性別が『未確定』なんだ。僕という存在によく馴染むんだよ。まあ、細かいところは僕好みにアレンジしているけどね」

 未確定? よくわからない。

「性別が固定されていないから、ヴァルクは自在に性別を変えることができるんだよ。男にも、女にも、中性や両性にだってなれる」
「その情報は、元々知っていたのか? それとも、宿主の記憶から拾い上げたのか」
「ふふふ。後者だよ。――さて、本題はこれじゃないだろう?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
174Res/112.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice