彼女は窓フェチの変態だった
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163: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/19(月) 20:59:46.60 ID:Co1Z/VQm0

 結婚しようって、言いたかった。でも、駄目だ。

「私、また悪魔と契約するよ。あなたを助けるために」

「クォ・ヴァディスは、もう君の悲哀を食らうことはしないと言っていた。そして、人が悪魔と出会うなんて滅多にない。もし出会えても、もう契約はしないでほしい」

 これは俺のわがままだ。でも、もう同じことの繰り返しにはしたくなかった。

「俺の他に良い男がいたら、その人と幸せになってくれ」

「……馬鹿ー!」

 頬をはたかれた。

「じゃあ、廃人状態と俺と、結婚してくれるっていうのか?」

「するよ。一生お世話する」

 目がマジだ。
 うーん、まだ若いのに、彼女もといお嫁さんに下のお世話をしてもらうっていうのはやだな……。


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