162: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/19(月) 20:59:05.30 ID:Co1Z/VQm0
「馬鹿、馬鹿、私のために」
「お互い様だろ」
過去の幻影ではない、現在の彼女だ。
「あなたが私を助けるために、どれだけ苦労したか……記憶が流れ込んでくるの」
璃奈の目に涙が浮かんだ。
「目を覚ましたら、私はもうあなたと会話することはできない」
「そうだな」
「それなら、ずっとこの世界に留まってた方がマシだよ!」
「でもさ、夢は覚めるものだろ。君はもう起きなきゃいけない」
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