150: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/19(月) 20:48:56.39 ID:Co1Z/VQm0
「ぐあががが! ぎゃげごごごご!」
「じっとしていろ遠峯!」
「撃ちます! 離れて!」
俺が横に跳んですぐ、銃声が鳴った。
銃弾は正確に遠峯の額を貫いた。
今度こそ、奴は動かなくなった。
「……璃奈っ!」
俺は彼女の傍に駆け寄った。
「……息をしていない! 早く、早く治療を!」
もう少しだったのに。もう少しで、俺は彼女の心を取り戻すことができたはずだったのに。
昨日、俺があいつを殺してさえいれば、こんなことにはならなかったんだ。
でも、今更後悔したって、遅い。
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